東京都豊島区巣鴨 特注什器・什器製作・サイン・ディスプレイの株式会社STプラネット

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【企業様向け】展示スペースの壁面造作&展示什器

残暑がようやく落ち着いて、寒くなる前の束の間の過ごしやすい気候となりました。

そんな過ごしやすい季節ってあっという間に過ぎるので
心地よく快適に過ごせる時期は短いだけに貴重だなと思えます。

かなり久しぶりのブログ記事となりますが
時を忘れるほどの慌ただしい日々を送っておりまして更新が滞っておりました。

とは言え、そんな慌ただしく充実した日々を過ごせる事は感謝すべき事でもございます。

前回記事からの間があまりにも空きすぎていて
その間に様々なご案件を納めさせていただいたので何から手を付けて良いのか戸惑う筆者(笑)
過去を遡り記憶を呼び起こしながら書いていきたいと存じます。

 

本件は、2月にお納めしたご案件となりますが(← 遠い目)
昨年ご新規でご依頼下さった
イベント制作会社さんからのリピートのご依頼でございます。

『お得意先』と呼べるような、定期的にご依頼を下さるお客様も勿論大事でございますが、
『ご新規』としてはじめてご依頼をいただき
ご新規からのリピートのご依頼というのは大変嬉しい事でございます ✨

お店などで言うところの『常連さん』と『一元さん

一元さんとは、たまたま来た新しいお客さんというニュアンスで使いますが
たまたまなので一度来てそれっきりにもなりえますし、
それをきっかけに常連さんへ昇華する事もございます。

お客さんの立場に自分を置き換えてみても
行き付けと言えるほど決まってよく足を運ぶお店があったり、
時には新しいお店に行ってみてそれを機にお気に入りのお店になったり
逆に一度行ってそれっきりのお店があったりしますよね。

一度行ってみて、また行きたいと思うのか、又はちょっと違うなと思うのか
はじめてのお客様にどう思っていただくのかってとても大事かなと思っております。

そんな意味合いから、再度ご案件のご相談をいただいた際はとても嬉しく思いました。

ご依頼の内容は

企業様の受付フロア周りの展示スペースのプチ改装的なご案件で、
現状、既製品のパーテーションが建っている箇所へ木工の造作壁を据付けして
展示台も新規で製作設置
されたいとの事でした。

既存の状態からの変化は下記のような感じです。

既存

 

施工後

はい。一見するとそこまで劇的な変化には見えないかもですね(笑)

無機質な既製品のパーテーションが
ウッドデッキ風に透かし目地を入れた木工パネル壁へ変化しています。
お色味が似ているのでパッと見の印象はさりげない変化ですよね。

ちなみに、最終仕様が固まるまでにデザイン案がいくつかあられて
当初の案は木目の色がもっとウッディなお色で
表面にもっとボコボコと凹凸を持たせるような、いかにもロッジ風な案
もあられたのですが、
最終的にクライアントさんが決定されたのがさりげなチョイスだったようです。
堅実な企業様らしく落ち着いた印象ですね。

今回弊社は製作のみをお受けして、
施工の方はご依頼元さんの手配で行われたのですが
造作物の施工って、実は施工の手が違う方が製作側の配慮が色々多くなってきます。

既存のスチールパーテーションは既製品なので一般的には下地が要所にしか入っていません。
その上から木パネルを施工するにあたり、既存壁の下地の位置などを考慮して作る必要がある。

幅約3M*高さ約2.5Mの天井から床までFIXした面への施工なので
綺麗に納める為にはパネルの割り寸法や調整材などの検討が必要。
床や天井はあばれている事が多いので何ヶ所かでの実測も必要。
同時にエレベータや搬入経路のサイズもパネルの割り寸を決めるのに必要。

パーテーション面に下地がない場合別途下地を仕込めるのか。
下地の仕込みが不可な場合床や天井には固定が可能か。

などなど、既存状態をきちんと調査して把握した上で製作施工するのがセオリーです。

自社で製作も施工もお請けする場合は

必要な情報を自ら調査把握の上、製作・施工に臨めるのですが

設計がお客様サイドで施工が別の手配で行われる場合は

施工サイドで現調を行っていただいた上で、
既存の状態がこうなので、こういう方法で施工したいからこういう風に製作して欲しい
などとしっかりご指示をいただかないと、まず製作の検討が進まないという事が度々あるのですよね。

そんな求めているご指示を明快にいただける事ってあまりないので
結局はこちらからヒアリングを重ねて、ではこう作りますからこう施工して下さいと
逆パターンになるケースが非常に多く、
ぶっちゃけこちらで施工をお受けするより労力を使うのです(汗)

一方、こちらが諸々危惧しているほど、ご依頼元は気にされていないケースがほとんどなので
失礼ながら、わざわざ現調されてその程度の調査で大丈夫ですか?と思う事がしばしば。。。。
でもあまりつっこんで確認すると余計なお世話になってしまいますので気を揉む事が多いです(笑)

今回は現場まで運送の上、製作物を引き渡したら弊社の任務は終了なのですが
施工が完了して無事に納まりましたとご連絡をいただくまでは気を揉んでおりました。

納まったお写真をご依頼主さんからご丁寧にお送りいただいたので
こうしてブログでご紹介が出来るわけでございます。

ここだけの話。
納まったお写真を拝見して正直少しがっかりした点がございました。

天井が空いちゃってますやん!!(驚)

パネルは仕上げ面からからビス止めして
正面にビスキャップ丸出しでよかったんですか!!(驚)

分かる人には分かる。納まりのレベル。。。

上記の記述にもふれましたように、
現場の条件下を考慮して綺麗に納める為に配慮して製作した点がいくつかあったので
そこをご依頼主さんへ事前にお伝えして施工に臨んでいただいたのですが
ご理解に及ばなかったのか施工には全く反映されておられなかったです(涙)

でも、クライアントさんも満足されて無事に納まったのなら
それが全てでございますのでひと安心でございました 

製作もそうですが、施工においても、
精度というかこれで良しと判断するレベルってホント人により様々だなと感じます。

作り手や作業者もそうですし、お客様においても然り。
あくまでもご依頼者の要求レベルに合わせて柔軟にご対応させていただく事の大事さを改めて認識した次第です。

ちなみに

目透かしパネルですが、↓のように縦3分割で製作してあります(仮置き状態です)

連結の配慮としては

左右に中央を被せる形でジョイント。
単に小口同士で合わせるよりジョイント面が綺麗に納まります。

固定方法の配慮としては

部分的に仕上げ板を外しておいて仕上げのない面からパーテーションへビス止め。
ビス止めした後にその部分の仕上げ板を後貼り。

そうすれば正面にビスが見えないのでビスキャップなどする必要はナシです。

 

床から天井までの施工物は、
ジャストな寸法で製作しては入らない事と、
床や天井の暴れを考慮して支輪やフィラーなどの調整部材を
現場で多少カットなどの調整して納めるのが一般的
です。

本件の場合は壁の前に背の低い展示台を置く為、床面が見えなくなる事もあり、
床側で調整出来るようにしておいたのですがご調整は行わなかったようでございます・・・

せめて見えなくなる床側が空くならまだしも
丸見えの天井側が空いちゃっているのが個人的には残念なところでございました(←しつこいw)

ご依頼者さんもクライアントさんもご満足されておられるならそれで良いんです 

・・・と、何度か自分に言い聞かせた記憶が(笑)

展示台について

展示台の方に触れていなかったので触れておくと 大小2タイプ製作させていただきました。

 

大の方はカマボコのような形。
壁の幅とほぼ同寸なので背は低いですが3000近くある長さです。

小の方は600角ぐらいで角Rがついた同じく丸みのあるフォルム。

どちらもリブがボーダーのように段で回っているような見た目で
ありそうであまり見かけない意匠の什器だなと思います。

壁面パネルも展示什器の方も、どちらも底目地で凹凸感を出したかったのでしょうね 
綺麗に仕上がっておりました。

ご依頼元の企業様は自社工場もあられるそうなので、
頻繁に他社へご依頼をかける事はないかと思いますが
タイミングが合えば是非またお手伝いさせていただきたい、そんなご依頼主さんでした。

再度のご依頼、誠にありがとうございました!

 

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