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ヘアサロン店舗様用 金物什器

2025年が始まりました

前置き
(私たちの業者の年末から春にかけての現状とご理解いただけると幸いなこと)

企業の年度末は一般的には3月が多い事から、オフィスや店舗などは年度末に向けた新規や改修のご案件が増える為、業界的には2月後半から3月、4月前半ぐらいまでが最も繁忙する時期となります。

製作(ものづくり)的には、その納期に完成品が納められるような準備・段取り・製作期間が必要となりますので逆算しますと納期よりも早い段階から納期に向けて動く事になります。わりと大掛かりなご案件や、製作什器が込み入った仕様のご案件になりますと製作図からの着手や素材サンプル承認、部分試作等、製作をスムーズに進める為の多岐にわたる細々とした準備が必要で準備期間の方も長く要するご案件もあります為、実際には2、3月にモノを納める為の繁忙期は11月ぐらいから始まっているのです。

弊社も今、まさにその渦中でございまして昨年内からすでにお引き受けして動いている複数のご案件を納期と工場の工程を鑑みながらやり繰りしておるのですが、有難い事にもうこれ以上はお受け出来ませんというところまでご依頼が溢れてきております。

昨年末ぐらいから「ご新規のかけこみのご依頼」というのも今期はすごく多いです。駆け込んでこられる要因は様々かと思いますが、やれる所がなくて困った末に、とりあえずやれそうな会社をネットで探して片っ端からあたってみよう的なマインドになっておられるのかと思われます。

そういうご依頼は色んないみで「いわくつき」が多いものなのですが余力が少しでもある時でしたら、こちらに少し無理がかかってもなるべくならご対応して差し上げたいという良心的なマインドの弊社(笑)特に弊社の社長のご対応キャパは底なしなので納期的にも到底厳しいからと周りが難色を示しても断れずに引き受けてしまうほどなのですが今期はその社長ですらもその全てをお受けするのはさすがに厳しいという、そんな状況でございます。

あくまでも弊社周りのモノサシなので世間的にどうかは分かりませんが今期はお客様(元請けさん)の方が、製作対応するところを確保するのに困っているという印象を受けます。それだけ今期は全体的にご案件がかなり動いていて、製作対応する弊社のような会社はどこもいっぱいになってしまっているかも知れないですね。

大前提としてリードタイムというものを念頭に置いてご計画を進めていかないとどんなに意匠・図面などにかなりの時間を割かれて進められても、それを具現化する為の肝心な製作にあてる時間が少なくなればなるほど製作サイドからするとそれは無茶ブリでしかなくリスクでしかないのでお客様の方でもそこら辺のご理解やご認識がもっと深まってもらえると誰かが無理を強いられるという事が少なくなるように思います。

ご時世的にも労働者への法律が手厚くなっておりタイトな納期で休日夜間など返上で過重労働させる事は出来ませんのでそういった意味でもあまりの無茶ブリはお断りせざるを得ないという製造会社も増えているかと思います。

さて、前置きが長くなりましたが
今回は昨年12月半ばぐらいにお納めした
金物什器の記事
となります。
ご依頼元は都内の工務店さんでお問合せからのご新規のお客様です。

まずは図面で作業内容チェックとお見積り!

図面と納期のご提示をいただき、まずはお見積りのご依頼からのアプローチ。
図面を拝見したところ、什器にはあまり使わない材を使用する一風変わったスペックでして、シンプルではないので手間もそこそこはかかりそうなスペックではあるもののそのスペックに対する納期は、仮にその時点からすぐに段取りを始めたとしてももう十分な余裕はないという段階でございました。

さらに、いただいた図面はお見積りが出来る程度には書かれていましたがほぼ意匠図面なので揉まずにその図面で職人さんがすぐに手を動かせるぐらいの製作図面にはなっていない事からそこにも時間を要する事は明白でしたので納期的にはかなり厳しいかなという印象でございました。

ご新規のお問合せで、納期が迫っている段階でのお見積り依頼の場合はご依頼元の方で想定のご予算があられるようなら先にお伺いするようにしています。
計画段階の予算取りとは違い、納期が迫っているという段階なので当然想定の予算はあるはずかと思う事とそのご予算が大幅に合っていない場合にはお受けする事が難しいのでお見積りをしても意味がなくお互いに時間のロスとなります為です。

今回もご予算を伺ってみたたところ、まさに大幅(半分以下)にご予算が下回っておられまして折り合う程度の開きではなかったので、正直どうしたものかと思ったのですが、ご発注期限を切るなど、諸々条件をつけさせていただいた上で一旦はお見積りをさせていただき、それでもご発注いただく場合にはよほどお困りだという事になるのでその場合には真摯にご対応させていただく所存でございました。

そんな経緯の中でお引き受けした什器

製作台数は1台(3パーツ連結)ではございますが意匠にはかなりこだわりがあられるようでした。
オーソドックスな量産型スペックではなく、まさにオリジナルという感じです。

※本件は現場での設置完成のお写真はいただいていないので
工場での製作経過のお写真のみとなりますが製作什器の概要を簡単にご紹介させていただきます。

@ ステンレスのアングルでフレームを組む

姿としてはステンレスのアングルでフレームを組んでそこにステンレスのワイヤーメッシュ(溶接金網)という材料を什器で言うところの腰板や側板などの面に溶接していきます。面というのは板材で構成されている什器がほとんどですがこの什器の場合はその面がメッシュになっているので簡単に申しますと什器の骨格がアミアミでスケルトンになっているという事になりまして面板があるのは天板と棚面と底板のみです(SUSバイブレーション板)

ワイヤーメッシュという材料は添付画像の見た目通り、溶接金網と言われておりまして主に土木や建築の土台の補強などの用途で使用される材料です。あとはよくあるメッシュパレットはスチール製のワイヤーメッシュが使用されています。どちらにしても一般の方にはあまり馴染みがない材料です。

A 骨組みにあたるSUSのアングル

骨組みにあたるSUSのアングルも、下地材で使用するようなHOT材という材料をあえてご選定されました。

SUS(=ステンレス)というと研磨されていてピカピカをイメージされる方が多いかと思いますがこのHOT材というのはステンレスなのに艶消しで白っぽい梨地のような肌をしています。装飾面で使用される事はほぼない材料です。

今回の什器はピカピカとか小奇麗なイメージとは異なりどちらかというとハードなイメージのデザインという事はお話の中で伺っておりましたのでお打合せの際に材料サンプルを持ち込んでご選定いただきました。

取り急ぎのお打合せにて、こだわられるポイントや押さえどころなどを確認させていただいてそこから製作する為の図面の読み込みに入っていくのですがやはりいざ形にする為には意匠図のようにはいかない点が多々ありました。

このワイヤーメッシュという材料はパッと見は縦横の格子ではあるのですが、それこそ網戸のような平面的な格子ではなく丸棒が縦横に重なって溶接してある材なので重なりあっている分、断面には添付画像のように厚みがあるのです。
3.2φの丸棒だと最低6.2oの厚みがあるという事になります。
ワイヤーメッシュを板材と捉えるなら、表面材で6.4oって結構な厚みです。
実際目で見るとアミアミなのでそこが盲点になるのですが・・・

大変だった事は?

盲点にまんまとはまられたのか、図面には単なる平面的な格子で書かれていたので図面の通りで捉えるとフレームとのエンドがそれぞれ合ってこないという事になりこちらで製作図を起こすまでの時間はないもののこちらで辻褄を合わせる為の納まりを構築しなおさなければならず、そこが結構大変だったようです。
立体図を何度も書き直しては模型を作って合わせてみたり等、苦労しておりました。
ご依頼元と途中経過の画像などをお送りし確認しながら進めていきます。

本体画像

 

上の画像は本体ですが、その他に天板の上にミラー枠があったり、小さい棚が乗るタワー的なパーツもございます。

(※左の画像)

画像だけみると、なにかどこかの檻ですか?
という姿なのですが設計者さんのこだわりのデザインであり、新規の美容室に設置される什器でございます。


素材の選定もデザインも王道とは逆をいくような、あえてハズしている感じが斬新で個性的ですよね。
今回は実際店舗に設置された様子は拝見出来なかったのですがきっと内装ともマッチしておられるのだろうなと思います☆


おわりに

今回、駆け込みでご依頼いただいた形となりましたがこだわられるポイントがあればあるほど具現化には手間と時間がかかるものなのでその手間と時間は決してショートカットしているわけではなくお役に立てればという思いと、お引き受けした責任感で捻出している時間となります。

はじめての知らないお客様の駆け込みのご依頼でそこまで苦労してお引き受けするのはうちの社長ぐらいではないのかと正直なところ思うのです(笑)

納期がたっぷりあって的確な図面やご指示があるなら出来るところはあるでしょうが
意匠図だけの状態から根気強く噛み砕いてこの納期でご要望の通りに形に出来るところはそうはないのでは?
と手前味噌ながら思えます。
結局はお引き受けした仕事に対する熱量の問題なのですよね。その苦労が実って、
納品後にお礼のお電話をいただき喜んでいただけたようで何よりでございました。

ご依頼には感謝申し上げるとともにご要望になんとか添って差し上げたいという
責任感ゆえの苦労や努力といった内部的な事も本件では記しておきたいと思った次第です。

まだまだ繁忙期は続いていく中で駆け込みのご相談も後を絶たない今期でございますが
体調を崩すことなく元気に乗り越えたいものです(^^)

 

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