This is wooden furniture
今回は仕上材に突板を使用した
什器と家具を製作・納入させていただいた記事となります。
突板の木目を活かした、いわばオーソドックスな什器・家具でございます。
弊社はどちらかと申しますと店舗什器を製作させていただく事が多いので、
素材が様々複合していたり、照明が絡んだり、木製でも化粧板仕上な事が多いので、
今回の様な木目をいかしたアイテムはお久しぶり?な気がします。
2案件分になりますが、ご依頼元(元請けさん)も同じで、納期も同日、
仕上も突板のクリア(全艶)塗装 + ハードコート + 磨きで同様でございましたので
ひとつの記事にてまとめてみました。
什器と家具と表しましたのは、 |
まず、1案件目のアイテムは
ホテル内にある高級中華店様向けの中華テーブルでございます。
中華テーブルらしく1800Φほどの大きな円卓です。
今回テーブルを増台されるという事でサイズ違いで6台納めさせていただきました。
仕様は既存で利用されている物に合わせる形でオーダーをいただきました。
高級中華店の円卓らしい重厚感・高級感のある天板です。
↑↑↑※既存のお写真をお借りしてます↑↑↑
天板の天面はゼブラウッドの突板、小口は挽板、 ハードコートとは 読んで字のごとくですがコーティングをする事で |
本件のゼブラウッドという種類ですが、
ゼブラ = シマウマのようにハッキリとした縞模様の木目でかなりクセ(主張)と存在感が強い木目です。
過去を思い返してみてもこの材料を指定するお客様(ご案件)にお目にかかった事がなかったです。
一般的な傾向としてはあまり主張しすぎない無難な木目をチョイスされる方が多いからですかね。
ですので、ゼブラウッドは今回はじめて扱う事になり色々調べましたが
西アフリカなどが原産の木材で日本に流入したその昔(70年ぐらい前?)には流行った時代もあったそうですが、
現在は流通も少なく希少となっているようです。
確かに普通には見かけません・・・
実際、今回材料の突板を仕入れるのに1ヶ月かかったとの事。
なくはないけど一般的に広く流通している材ではないという事です。
そんなプチレアなゼブラウッドを使用したテーブルを製作させていただいたわけですが、
完成・納入したお写真がなんとまたしても撮れておりません(笑)
なので事例のお写真がアップ出来ないのですが、せめて記事にだけでも残しました(汗)
木製というと、なんか無垢材の方が高価・高級という考え方があるかもしれませんが、
材料費の事だけで言えば当然無垢材の方が張るのですが
仕上がりで言うと、突板は天然木の風合いもありながら
無垢材よりも木目が綺麗に出て洗練された仕上がりになる事が多いのです。
もちろん無垢材は無垢材の魅力がありますし、それぞれメリット・デメリットがございますので
それを踏まえてお好みでチョイスされるのが良いですね☆
とは言え、一般の方で見分けがつけられて違いが分かるという方は少ないように思います。
さて、もう1案件の方の個人宅様へは
書斎用の変形デスクを製作・納入させていただきました。
お部屋の壁の形に合わせて変形のL型のような天板のデスクです(脚は既製品)
こちらの材料はウォールナット突板。
ウォールナットはポピュラーな材料でシックで落ち着いた木目で好まれる方も多いです。
↑↑↑※本件も完成・納入写真が撮れなかったので素材の参考画像は拾い画です↑↑↑
本件、特筆する事と言えば、 事前に現調させていただき、壁面の角度と合うように製作させていただきました。 |
普通の長方形などの形状でしたら既製品でもウォールナットのデスクは探せばありそうですが、
形状だったり、サイズだったり、材料や仕上げだったり、
この位置に引出しを付けるとか、ここにコンセントを付けるなどの細かいご要望を盛り込んで
その方のお好みや使い勝手に応じた仕様でオーダー出来るのが特注家具のよいところなので
個人宅向けの家具のオーダーはそんなに多くはない分、大変嬉しく思います。
一般の方からすると既製品と価格を比べてしまうと
オーダーするのはコスト的に敷居が高くなってしまうと思うので、
既製品にはない価値を見出してオーダーして下さる方がもっと増えたら嬉しいですね。
今回は突板の什器・家具を同時期に2案件納めさせていただいたのですが、
木のぬくもりを感じる家具って
温かみや柔かさに包まれているようでとても安らぐなと感じました。
完成品を見て癒される感じは久しぶりでございます。
木製家具にはヒーリング効果があるのかも知れませんね ✨
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