東京都豊島区巣鴨 特注什器・什器製作・サイン・ディスプレイの株式会社STプラネット

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大型スーパー新装*店内表示サイン工事(金物・出力シート)

今回は工場で受注したご案件のご紹介記事となります。

工場では主に金物造作とサイン各種の製作施工をメインにご対応させていただいておりますが、
今回は大型スーパーの店内サイン各種のご依頼となります。

本件は過去にも同スーパーの他店舗にて何度かお仕事をさせていただいた経緯がある為、
新規店舗においてもお声がかかり、再び受注させていただける事となりました。

お声がかかったからと言って無条件にご依頼いただけるわけではなく
入札という形で施主様が何社かに同時にお見積りを募りその中で比較ご検討された上でのご発注です。

余談ですが

店舗の界隈でも『入札』という言葉が当たり前に使われておりますが、
『入札』って本来はお役所仕事など公的なご案件で執り行われる事が多く、
結果(落札)も厳正で単純明快なもの
でございます。

一方、わたくしどもで言うところの『入札』とはぶっちゃけ単なる相見積りなんですよね。

『入札』と『相見積り』

同条件での見積りの比較、というところは同じですが、

入札とは

本来の入札は一番良い(安い)コストで札入れ(提出)した所が必ず落札します(不正がなければ・・・)
入札とは、その絶対ルールに不正があれば『贈収賄』や『汚職』といった事件になるほど公正なものなのですよね。

相見積りとは

一方、相見積りって金額はもちろん比較するけど必ずしも安いから受注出来るというわけではなく、
その他の要素(実績やしがらみ等)も多分に含まれます
ので、
その場合って本来の意味の『入札』とはちゃうやんけ!と心の中でツッコミますが
相見積り(金額の比較)= 入札という感じで、
本来の意味を置き去りにして定着しているように思えますので
その定着にのっとって屁理屈は折り畳んでそっとしまっております(笑)

 

余談はさておき、
新規店舗という事で建築からのご案件なので
オープンは今年の2月末でも入札時期はかなり早く、受注が確定したのは昨年の夏でございました。

 

受注が早く確定したからといっても、早めに製作にかかれるわけではなく、
仕様は建築・内装と外側の工事から徐々に確定してくるので、
造作物やサインなどの最終段階に近い工事というのは仕様確定が押せ押せになってくるのが常でございます。

工場でお受けしているのは、主に店内のサイン各種なのですが、
大きなスーパーって表示やサインが種類も数も沢山ありますよね。

例えばレジの番号表示(吊り下げサイン)
売場ごとのサインディスプレイ(肉・魚・野菜・果物・お菓子・お米・調味料・惣菜などなど)
種類が多いのでご対応のボリュームもチリツモ的にかさみます。

全部はご紹介出来ないのですが特徴的なモノをあげますと下記のような金物で造形したサイン。

 
 

野菜・パン・お肉・魚など各売り場の高い位置に取り付けております(お写真は一部です)
正面からピックアップして部分的に撮った写真なので
小さく平面的に見えてしまうかもですが
天井に近い高さに取り付けるものなので下からでもハッキリ見える大きさで立体的です。

よくあるチャンネル文字(立体文字)の変形版といった感じで
文字ではなく絵を象ったようなネオンサインでございます。

このようなサインも金物の加工から塗装、LEDの仕込み、そして現場施工まで
トータルで自社の職人が行っております。

現場のお写真にはないのですが、例えばニワトリさん 

 


写真①

写真②

構造はチャンネル文字とは少し異なり、まずはベースとなる板をレーザー加工でかたどります。
その時点では平面的で鉄板をニワトリの形にくり抜いたという状態です(写真①)

その後にそのベースに対して垂直に立ち上がりを付けるのですが、
帯状に細長くした板を手曲げで造形しながら溶接していきます
(写真②)

お写真だと裏側が見えないのですがベース板が立ち上がりの真ん中にくるようにH型になっております。
見えない裏側にLEDの配線が隠せるようにあえてそうなっているのですが、
この点がコの字のチャンネル文字より製作上大変な点でございます。

文字のように曲がりが単調ではなく、結構細かく かつ 多いのでなかなか技術を要する作業でございます。
現場写真のブタさんのしっぽのところとか、野菜の葉っぱのところとか細かいですよね(笑)

立体形成が完成したらそれぞれのご指定色に塗装をして、LEDを仕込んで完成です。

他、今回の特徴的なモノをあげますと天井の装飾照明を製作して取り付けました。

 

天井を見上げて撮ったお写真です。
広い店内の天井に花火を打ち上げたように色とりどりの光が走っているイメージなのだそうです。

一見すると、ライン照明かなにかを付けただけでは?とも見えますが、
手間を加えた加工がしてあるんです。

 

上のお写真は小さく作ったサンプルですが、アルミ複合版を積層に貼り合わせてカラーのシートを貼ります。
真ん中のミゾの部分に現場でLEDを仕込むわけです。

現場写真を見ていただくと分かる通り、実際は2メータースパンで製作し
現場でジョイントして、最後にLEDをはめ込んでいきます。

2ライン、3ラインと交差している箇所は取り付けも大変です。
トータルの総長は約220メーター。
なかなか見応えあるかと思います。

現場の施工済みのお写真だけみると
細長い棒状のライン照明が走っているだけに見えますが、
棒状ではなくて実は割と幅があるんです。
そこがディスプレイの不思議というか、遠目でみるマジックですね。

 

什器は目線が近いところにあるものですが、
ディスプレイは遠目でみて映えさせるものが多いので、特徴的な製作物だなと感じます。

他にも、シート出力して現場のシート張りが何十か所もあったり、
年明けからは現場施工の日々
で、新規店舗様のご案件は店内サインもさまざまございますので
お腹いっぱいのボリューム感でございます。

工場は有難い事に昨年後半からずっと忙しい日々、
本年も少なくとも春まではご依頼案件が立て込んでいて気が抜けない日々なので
体調だけは崩さないように気を付けながら

お客様のご要望に添えるような良い仕事を共にしていきたいと思います☆

 

【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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