什器と家具って何が違うの?
先日とある方からとある質問を受けました。
『什器』って何ですか? |
わたくしどもは、什器製作・家具製作どちらにも対応させていただいており、
普段無意識に使い分けているものの
いざ、どう違うのかと聞かれると明確な定義が定められているわけではないなぁとふと考えました。
おおまかには、用途で使い分けされる事が多く
- ● 家具は住宅(ご家庭)用
- ● 什器は店舗などの商業施設で使用される商用
仮に、全く同じスペックの同じテーブルを製作したとしても
住宅へ納めるとそれは家具となり、
店舗などに納めるとそれは什器になるという感じです。
同じ物なのに呼び方が変わるって面白いですよね。
ですが定義が何かで定められているというわけではないので
実際には人により使い分け方や定義付けが様々です。
その例としては、
店舗の内装一式図面などを拝見すると、
什器に該当する図面のタイトルが什器図ではなく家具図とされていたり、備品図とされているケースもございます。
また、店舗(商用)でも既製品を家具と定義し、特注製作物を什器と定義付けされているケースなどもございます。
ぶっちゃけどっちでもいいし、 |
『備品』というと、一般的にはボールペンとかコピー用紙とかそういう物を想像しますよね(笑)
ですが、物件の大きな括りの中では什器も備品と捉える施主様もおられます。
何十万・何百万する製作物ですらそのお客様にとると備品というカテゴリーになるのです。
なので、弊社としてはいただく図面に什器図と書いてあれば什器だし、家具図と書いてあれば家具だし、
備品と書いてあれば備品だし、とお客様の捉え方に応じた解釈をするようにしております。
それにしても『什器』って一般の方には馴染みがなく市民権を得てないですよね(笑)
家具といえば、どのご家庭にもあるものなので分かりやすいのですが、
什器って言われても、どういう物が什器にあたるのですか?と問われる気持ちが分かる気がします。
上記でも述べましたように、お店や企業、ホテル、クリニックやサロンなどにある
棚やカウンターやテーブル・椅子など用途と機能がある物は全て什器というわけです。
自分たちは当たり前に使っている言葉でも
業界人以外の人からするとハテナ(。´・ω・)?な事って多いと思うので
常にご対応の目線をお相手に合わせないといけないなと思うのです。
特にホームページからお問合せをいただくお客様の多くは
製作を検討したいのだけど、そもそもよく分からない
という方も少なくないので
分からないからこそネットで色々検索をして、
弊社のホームページにたどり着いたのだろうなとお察しすると、
何とかお力になりたいなと思うのでございます。
学生の頃、中学生の家庭教師をしていたのですが、
余裕で教えているつもりでも不意にそもそも論的な質問をされると
一瞬考えさせられて答えに詰まったという事を思い出した出来事でございました。
結局、什器と家具って何が違うのかというテーマについては |
まぁ、個人的には『家具』は住宅内の限定的な印象を受けますが、
『什器』は家具も含んでいる広範囲な意味合いに感じられるかなというところです。
それにしても『備品』となっている時はさすがに、施主様のスケール感と財力の大きさを感じますね。
数百万円の備品ですかぁ・・・と(笑)
というわけで今回は素朴な疑問からの掘り下げをしてみましたが
呼び方なんてお客様の捉え方次第でよいし、
作る方としてはどっちでもいいよね、という実りのない掘り下げでございました。
賛同者がおられましたら幸いです☆
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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