東京都豊島区巣鴨 特注什器・什器製作・サイン・ディスプレイの株式会社STプラネット

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INPUT & OUTPUT

インプットとアウトプット。直訳すると入力と出力ですが 日常生活や仕事においては知識や情報を得て(インプット)、 それを実践(アウトプット)するという意味合いが一般的です。

仕事をこなす上では誰もが日々行っている事でございますが、 ものづくりに関わるわたくしどもにおきましても、このインプットとアウトプットの繰り返しでございます。

お客様のご意向や仕様を正確に把握して、 その情報を正確に製作サイドに落とし込むというのが基本の流れ。

特注什器というのは お客様(ユーザー様)のご意向にともなうデザイン・仕様でのオーダーでございますのでそのご意向やご要望を正確に把握した上で製作する事が絶対なのです。

『正確』としつこく強調致しましたのは、ただのIN → OUTではなく、 インプットにおいて情報を正確に理解・把握する力と アウトプットにおいてきちんと正確に伝える力。ここの重要性を述べたかったからでございます。

製作においてご意向を伝達する為の共通ツールとなるのが図面でございます。

什器の場合は、図面の中でもざっくりいうと意匠図と製作図(施工図)がございます。

意匠図というのは主に見た目を伝える為の図面。 大きなご案件ではCGパースなどで全体的なデザイン・見た目をリアルに伝えるツールが用いられます。 全体のイメージを伝える手段としてはとても有効ですよね。

什器はもちろん立体ですが図面はほとんどが2Dなので CGパースは図面にかかれているスペックを具現化した場合の立体の完成イメージとなるので、 つくる為、というよりはお客様にわかりやすくご提示する為に用いられる事が多いです。

逆に具体的にいちから形にするという意味では 製作する為にはCGパースでは情報が足りないので製作図面が必要となってくるわけです。

例えば、お料理の完成写真だけあっても、完成したイメージはわくけど 作るとなったら写真だけでは作れないのでレシピが必要ですよね。

このように必要な情報って立ち位置によって異なります。 誰が誰にどういう意図でどういう目的で伝えたいのかによって 伝える手段を適宜変える必要があるのです。

わたくしどもの立ち位置は、 例えるなら完成イメージ写真の状態でくるご依頼を 伝達ツールを写真からレシピに変換し、製作サイドへ伝達するという事を 日々行っております。

フランス語で受信したものを韓国語に変換し発信するみたいな?意外と器用な事をやってます(笑)

伝達ツールAでインプット(理解)

伝達ツールAからBへ変換(把握・噛み砕き)

伝達ツールBにてアウトプット

こんな感じです。

ですが情報の受信・発信を当たり前に何となくしていますと 経験値からの思い込みも手伝って必要な確認をおろそかにした日には 思わぬ落とし穴にハマる可能性もあるので ものづくりにおいてはインプットの際もアウトプットの際も 几帳面?神経質?と言われるぐらい綿密に確認しています。

些細な事だけどちゃんと事前に確認するべきだったよね?っていう例えで言うと、

テリヤキバーガー買ってきて!と頼んで、 買ってきてもらったテリヤキバーガーが思ったのと違うって事件があったとします(笑)

マックのテリヤキがすごーく食べたい気分だったのに、 モスのテリヤキを買ってこられたらちょっとテンション下がりますよね⤵

でも、きちんとマックのテリヤキね、とひとこと伝えればそんな事にはならないわけで、 逆に、頼まれた方もどこのテリヤキ?ってひとこと聞けばよかったわけで・・・

特注什器や特注家具って、お客様のオリジナルオーダーだからこそ 一般的にはこう、というセオリーが通用しない特殊なケースもあるかもしれないので

インプットする際には、経験値というのは一旦はずして柔軟でフラットな思考で受け止めるように心がけてます。

そしてアウトプットの際も、理解する側の把握力には個人差もあるので、

 打合せでとにかくコミュニケーションをとる
 補足で絵をかく

などして、とにかくきちんと伝わったなと分かるまで伝えるという事が大事だなと思っています。

そして、先にも述べましたように、ものづくりにおいての共通ツールとなる図面ですが 図面って書き手によって表現が様々です。

一般の方には馴染みが薄く、CGパースなどと違い、図面って無機質なのですが、 その中でも表現力はそれぞれで、伝達するツールとしてそれを読む人が理解しやすいか否かまで 配慮して書いてあるかどうかは見れば分かるんですよね。

図面の表現力においても伝達する力に差があるという事になるので 図面が弱ければ補足を沢山するなどして伝達(アウトプット)するという事も必要になってきます。

お話が少し反れるのですが、

先日、とある制作のご依頼をしたときの出来事。(什器製作ではありません)

ご依頼内容をまずメールさせていただき、 ご説明などをメールのやり取りをした後にさらにお電話でもお話をしました。

会話の中ではご理解された旨のお言葉もあったし、 バッチリ伝わったと思っていたのですが、 違う角度の解釈をなされていて真意が伝わっておらず 後日、同じ会社の別の方とさらにお話をして ようやく真の意向が正しく伝わった、という事件がございました(笑)

なにが事件やねんwww

何が言いたいのかと申しますと 意向が正確に伝わっていない作品と、正確に把握いただいた上での作品には 衝撃的なぐらい雲泥の差があったのですよね。
実際、手を動かしている方は同じだと思うので、 この差というのは正に把握力・伝達力の差なのかなと思えます。

お客様の意向を表現する、というクリエイティブな世界という意味では 特注什器の製作にも共通するものがございますので 伝達力と把握力の差が作品の出来を左右する実例を目の当たりにしたわけでございます。

常に自分の目線だけで物をいうのではなく 伝える時は受け取る人の目線で伝える必要があるし、 逆に受け取る時は、自分の物差しを一旦はずして真意を汲み取るという事が大事だなと改めて認識したのでございます。

什器製作の業界においては、ご依頼元と製造サイドには上でも述べましたように 言語の違いがあるのか?ってぐらい 年代や文化や習慣や常識などの背景に大きな差があったりしますので 弊社はそこに介在し同時通訳かのごとくな役割をする場面が多々ございますので、 常に相手のお立場に立ち、インプット・アウトプットする為の フラットで柔軟な思考が必要不可欠だなぁと思うのでございます。

年をとると思考も凝り固まり性格も頑固になってくると言われていますが、 人間の脳の発達は20代でピークは迎えるものの いくつになっても成長する事が可能なのだそうです。

常に新しい事にチャレンジしたり、思考を巡らせるという事が大事なのだとか。 そういう意味では日々のインプット・アウトプットにおける同時通訳が(笑) 脳トレの一環となっていれば良いかなと思えます☆

【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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