什器・家具・看板・サインの特注製作に関するお見積り依頼につきまして
何かのきっかけで弊社のホームページを見て下さり、
問合せフォームやお電話でコンタクトをとっていただいた方々の中で
最も多くいただくのがやはりお見積りのご依頼でございます。
そのほとんどが法人のお客様からとなりまして、
やはり什器・家具を特注でオーダーするというのは
個人のお客様には少し縁遠く感じられるのかもしれないですね。
個人のご家庭などの場合、オーダー家具というと
新築やリフォームなどのタイミングでご検討される事はあるかも知れませんが
通常時ですと家具ってスペースをくうから邪魔になるのでは?という概念をお持ちの方が多いかと思います。
ですが、壁面の空きスペースを利用した収納棚や飾り棚など
空間を有効活用し、尚且つインテリアにもなるように造作する事も出来ますし、
置き式のダイニングテーブルから、造り付けのキッチンカウンターにしたいなど、
現状の家具を見直してスッキリとさせたいなど、
ご要望に応じた居住空間の快適化も図れますので
そんなご要望をお持ちの方がいらしたら是非お気軽にご相談いただきたいです。
さてお話を戻しますが、
いただくほとんどのお問合せは法人のお客様からでございますが、
以前にこんな事がありました。
同じ日に全く同じ内容のお見積依頼が |
こういうケースは、
既存のお得意先からの入札案件などでは稀にある事ではございますが、
ネットからのお問合せ(はじめてのお客様)で、同じご案件が被るというのはどういう事なのか、
一瞬、要領を得られませんでした(笑)
A社様、B社様のそれぞれのお問合せ主に、内容も含めヒアリングさせていただきましたところ、
まずA社様がネットで検索したいくつかの会社(弊社も含め)へ同じお見積依頼を同時にしたのだそうです。
B社様はその中の1社だったようなのですが、
なんとそのB社様はそのお見積依頼を |
ちなみにB社様のホームページをチラッと覗いてみたのですが
ワンストップで自社で何でも出来ます!というキャッチフレーズでPRしておられました。
しかも弊社の場合2、3日あれば算出出来る内容のお見積り依頼でしたが、
B社さんは2週間かかると言っておられたそうです。
A社様のように、見積りが欲しいけどどこに頼んでよいのか分からない、
というお客様からのご依頼というのは大歓迎でございますし、
ネットで調べていくつかの業者にお見積りを依頼したというのも理解出来る事なのですが、
B社様の場合は全然主旨が異なり、
B社様を頼ってお問合せをされたお客様(A社様)のご依頼を、
全く知らないネットで検索した業者(弊社)へたらい回ししたという事になるんですよね(汗)
似たような意味合いで他のケースもございまして
同じ会社の方(C社さんとします)から長期に渡り何度もネットからの見積依頼をいただくのですが、
最初は普通にご対応していたのですが、
さすがにお見積依頼ばかり度重なってきますと思うところがありまして、
そのC社様を検索にかけてみますと、先程のB社さんと同じように弊社と同業社さんであられました。
しかも色々なサイトで大々的にお見積依頼を募っておられました。 |
それぞれの企業様で方針などがあられると思いますので否定は致しませんが、
自社で募ったご依頼を、ネットで検索した全く知らない同業者にたらい回しするというのは
少なくとも弊社の方針とは異なるなと思うのでございます。
特注什器や造作家具の積算はスペックに応じて異なりますので
仕様が複雑になればなるほど安易にお見積り出来ないものでございます。
木工や金物など使用されているそれぞれの材料や、使用する部品やパーツなどまで細かく拾い、
加工の手間や製作にかかる日数などを、作る前提で算出しますのである程度の経験値が必要。
なので、弊社の同業の立ち位置の業者さんでも
自社で見積算出が出来ないところってわりとあられます。
お見積りは仕事の第1歩にも関わらず、取引もない知らない業者でもいいから出来る所に委ねて
自社はもらった見積りにただオンして出すだけ、
という考え方の業者さんがB社さんやC社さんにあたるのかなと思います。
弊社の場合は社長が製造会社出身でございますので |
どうせ実際作るのは製造会社なのだから、製造会社を使って丸振りすれば
誰でもどこでも物が作れるのでは?と単純に思う方もおられるのですが、
特に異素材の複合する什器を自社主体ですべてまとめられて、
尚且つコストパフォーマンスに長けている製造会社ってそれほど多くはないように思います。
製造会社さんはその素材のエキスパートであってそこに集中するからこそ良い仕事が出来ると思っております。
そしてそれぞれのエキスパートにどのように作らせてそれぞれをどのように勘合させるかなどを
トータルでまとめる事が製作管理の役割だと思っており、製造会社の役割とは少し異なります。
どちらがどうではなく、そもそも役割が違うのです。
チームプレイの場合、いくら良い選手を揃えても
采配や戦略がよくなければ勝てない。
それぞれの選手の長所や短所や特徴などを全体を踏まえて
采配や戦略を練る監督やコーチ、
弊社はそんな役割だと思っております。
それには複合する素材を意匠に基づき精度よくアッセンブリーする事を前提に
緻密なサイズ設定をして製作指示を出すスキル、必要です。
立体物の製作には平面的図面には表しきれない部分が多々あるので
そういうところまで行き届いた製作指示・管理を心がけております。
再度お話を戻しますと
弊社は特注の什器製作、とくに店舗什器などの異素材が複合する什器の製作に
特化していると自負しておりますので
お見積りに関しましても、上記に述べました通り
なるべくお客様にコストメリットが出るように緻密に弾いております。
特に検索などで弊社のページに辿り着いた方の多くは
はじめてで知っている業者がいないのでどこに相談したらよいか分からない、
という方が多いかと思いますが、
たらい回しなどは決してせず適正なコストでご検討いただけると思いますので
安心してお気軽にご相談いただけますと幸いです。
また、既存業者さんはおられるけど、
コストの見直しをされたいというお客様からの、お試しのお見積依頼も歓迎でございます。
その場合はその旨、目的を率直にお伝えいただけると有難いです。
まずはコストを適正に比較いただき改めて別案件でご発注下さるお客様もおられますので
こちらも是非お気軽にお声がけいただきたいです。
ただご注意いただきたい点と致しましては
昨今、世界の情勢や円安の影響もあり各材料原価が短いスパンでジワジワ高騰しておりますので、
例えば過去に竣工済みの物件でかかった予算を把握しているので
御社ならいくらかかるのかお試しのお見積りが欲しいという場合など。
数年前と現在とでは材料原価が違うので比較にならない、という事になります。
例えば、化粧板はこの2、3年の間に2割ぐらい上がっております。
仮に3年前に、1枚1万円の化粧板を5枚使用する什器を作ったとします。
化粧板のみの材料費は単純に5万円ですが、
現在同じ物を作っても1枚1万2千円×5枚なので化粧板の材料費は6万円です。
同じ物なのに化粧板のみの材料費だけでみてもコストが1万円高くなってしまいます。
仮に10台作ったら同じ物なのに10万円もコストに差が出るわけです。
ひとつの材料だけをとっても、です。
過去だけでなく未来もしかりで、 |
それぐらい特注の製作物のコストというのは
材料原価に左右されるという事になります。お寿司屋さんの時価みたいですね(汗)
お見積りをご所望の際に、既に図面があられて素材やサイズ、仕上、台数など
算出に必要な条件が揃っておられる場合はよいのですが、
ご希望などが漠然としているけど頼んだらいくらぐらいかかるのかお知りになりたいという
ちょっと困ったケースもあるのです。
そういう時は逆にご予算をご提示いただいて、これぐらいの予算でこんな感じの物をつくりたい、
など違った角度からまずはご相談いただければと思います。
ご希望のご予算にスペックを寄せていくという事が可能なのも特注製作の良いところでございます。
木工・金物・アクリル・ガラス・人工大理石・電気・ファブリック等 法人様・個人様問わず、真に特注製作をご検討されているお客様へ |
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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