POP UPコーナー什器 製作施工・解体原状回復
以前に期間限定店舗什器を製作施工させていただいた記事を
ご紹介させていただいたのですが、
あれから1年が経ちまして撤去・原状回復の時期がやってまいりました。
もともと2店舗施工させていただき、ブログではその内1店舗しかご紹介出来ておりませんでしたが、
以前ご紹介した店舗の方は設置期間がもう1年延びまして据え置きとなりましたので
今回はご紹介していなかったもう1店舗の方を取り上げさせていただきます。
現場は都内の商業複合施設。おしゃれなお店が多数入居するスポットです。 |
事前現調での既存の状態はこんな感じ↓
BEFORE |
壁面に背の高い金物のラックがあり、その手前にコの字型のカウンターがございます。
先にネタバレをしておくと、この状態がこうなります↓
AFTER |
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変化が分かりやすいように既存と新規を並べますとこうなります↓
BEFORE |
AFTER |
どちらが良い悪いではないのですがガラッと変わりましたよね! お伝えしたいのは、『変わったよね〜変わったでしょ〜?』って事ではなく(笑) |
既存の什器は一旦どかして、そこに新たな什器を設置するなら別段特筆すべき事はないのですが、
既存の什器はそのままで外側に張りぼてしていくような施工方法、しかも壁面は正面・側面ともに人工大理石、
そして施工スペースが狭く既存什器の存在が作業性を下げ、人工大理石の現場施工を含めた1連の施工がひと晩工事。
さらに施設のルールや制限の縛りも多く、施工の悪条件が三拍子揃ったような感じです(笑)
人工大理石の現場加工は部分的なシームレスだけならまだしも、
加工範囲が多いと結構時間がかかるものなのですよね。
本来ならそれだけで1晩の余裕をみた工程をとってくれる場合も多いのです。
製作もそうですが、施工においても限られた時間の中で行うには迅速かつ的確な段取りが全て。
弊社は他社様に比べても、その辺りのフットワークの軽さと迅速さには
長けていると自負しております。
今回の店舗さんにおきましては
カウンターは製作してきた什器を既存に被せるように設置する程度なので施工の手間はそれほどなかったのですが
壁面の方はなかなか厄介でございました。
施工方法の検討の段階では、壁にビスを打たないで欲しいなどビックリするぐらい無茶なご要望もあり、
ご検討にかなり遠回りなどもしまして(壁面什器を固定しないでもたせるのはどうやっても無理なので・・・汗)
骨組みを鉄パイプで製作してそこにコンパネを貼って人工大理石の下地を作る方法で落ち着きました。
当然壁へのビス固定はマストです・・・倒れたら危ないので・・・ |
製作した骨組みを、事前に仮組しサイズや強度など問題がないかチェック
こちらは現場で組んでいる様子です↓
先にネタバレしたので順番が前後しますが、こうして作業完了したのが上記のビフォーアフターのお写真となります。
そして1年の展示期間を終え撤去作業。
設置時同様、カウンターの撤去はわけないのですが
壁面は人工大理石でFIXしてあるので解体もそこそこな手間でございます。
中に既存の什器があるのでキズなどつけないように注意しながらという縛りが作業性を少し悪くするんですよね。
そして無事原状回復終了。
壁面のビスはタイル目地を狙って打っているので、目地の補修を行いますが
あらかじめ塗料は目地色に合わせて調色し、現場でシリコン処理をしてリペア塗装をしています。
こうして無事に元通りの状態でお返し出来ました。
上でも述べましたがこういうケースの場合は
・既存は一旦撤去保管して新規什器を設置
・回復の際は新規を撤去して保管していた既存を再設置
というパターンの方が
製作・施工する立場からするとその方がスムーズでやりやすく有難いのですが、
お客様のご意向ファーストという形で何とかご対応出来て何よりでございます☆
展示期間中にこのコーナーをご覧になった方からすると |
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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