化粧品メーカー様 イベント什器(複合什器ロット製作)
今回は弊社にとりましての今年最大のご案件のご紹介です。
お得意先の元請けさんからご依頼いただきました。
製作させていただきましたのは化粧品メーカー様向けのイベント什器になりますが、
アイテム数は4アイテム。
ひとつの現場(イベント会場)につき、4アイテムを1セットとして設置されるそうで、
全部で50セットのご注文でございます。
4アイテムの内の3アイテムは1セットに各2台。。。
なんだか文字にするとごちゃごちゃしますので分かりやすくまとめますと、
アイテムが A・B・C・D の4アイテム。 1セット = A:2台 B:2台 C:2台 D:1台 それを50セットとなりますので、 製作台数と致しましては、A:100台 B:100台 C:100台 D:50台。 A:ミニドレッサー |
実際のネーミングは違いますがアイテムの内訳を分かりやすく申しますと上記のような感じです。
A・B・Dが並べられたお写真はこんな感じ。
パネルや棚板など単純パーツの複数製作と違い、
ひとつの什器に木工(塗装)・金物・アクリル・ミラー・電気・シート、ファブリック等、
複合素材が絡むアイテムの複数量製作というのはなかなかの作業量となりまして
それぞれの工場で製作したパーツを1ヶ所にアッセンブルして完成状態にしております。
さらに今回はノックダウンで製作し
お客様のご指定先にお納めする荷姿は簡易梱包が必須となりますので、
組立・梱包までのシステマティックな作業もある為、
各素材をパーツとして各工場が製作し終わってからが本番作業と言った一面がございます。
主戦場となりますアッセンブルの地は
木工主体・金物主体で什器の特性によって2ヶ所で行いました。
特に木工主体のアイテムは、パーツ製作よりもアッセンブリー作業がキモ。 数がありますが日数は限られているので、 |
一方、金物主体のアイテムは折り畳み椅子がメインですが
見た目はシンプルですが作り的には精度が問われるアイテムです。
椅子というのは家具の中でも人が体重を預けるアイテムです。
ましてや折り畳み式。便利さを兼ね備えて強度もしっかり作る、しかも短納期。
設計的にも加工的にも気の抜けないアイテムのひとつです。
よくこういう座面が帆布な折りたたみ椅子ってよく見かけますよね。
既製品・規格品というのは開発や仕様決め、試作、検査に時間やコストをかけても
大量に生産して世に出回る為に単価が抑えられるのですが、特注対応で製作するとなるとまた別物となります。
設計にあたってはハイチェアの既存品を何種類か購入又はレンタルをして検証しました。
そして試作品製作後には工業試験場に持ち込んで、
荷重や耐久性に関する試験を受け問題ない事を書面でいただいた上で、本格的な製作スタートとなりました。
試作品の荷重・耐久性の試験の様子
こういう量産というほどの数量でもないのですが、そこそこなボリュームな上、
ひとつひとつの什器に意外と手が掛かるというケース。
実は弊社のように普段から分離で発注し、 今年から弊社の自社倉庫も拡張し広い作業スペースも設けましたので |
出荷はロットごとに4回。
関東・関西・九州・北海道でございます。
お客様のご指定の倉庫へお納めし、そこから各イベント会場へ出荷されるそうです。
とてもボリューミーなご案件でしたが、
様々な素材と様々な作業者さんの手が入って完成する什器は
やはりまとめ上げた感が格別でございますね☆
全てのロットをお納めし終えたその後も、
部分的な追加作業のご依頼もいただきまして、
西へ東へ作業部隊が出動するというオマケもございました(笑)
今件は本当に様々な協力業者さんにお力添えいただきまして、それぞれが優勝なのですが、
今回はなんと言ってもアッセ部隊の機動力にアッパレです。
延べ150名の投入です!!!
こういうご案件での機動力が更にパワーアップ出来たと感じます。
暑い夏となりましたが、またひとつ弊社として貴重な経験が増えまして、
ご依頼下さった元請けさんには心より感謝申し上げます☆
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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