オフィス改修工事*什器製作施工(前編)
大手企業様*本社ビル、フロア改修工事に伴う
什器工事をお請け致しました。
製作・施工させていただいた什器は、
受付カウンター・柱巻きカウンター・展示ステージ・照明用天吊りボーダー・待合ベンチです。
オフィスのご案件ですが、展示・来客スペースも兼ねたフロアの什器になります。
格式の高い大手企業様のご案件という事で、
プロジェクトが組まれ、早い段階からプランは練られておられました。
関係企業様も多く、弊社は今回3次請けの立ち位置でございましたが
製作図面から入らせていただいた事もあり、お打合せや図面承認までの設計者様とのやり取りも
風通しのよい体制の中でご対応にあたらせていただきました。
この風通しのよさは製作サイドにとりましては非常に有難く、
設計者様への質疑やご指示もダイレクトに頂きながら作図を進められる事は
製作に繋げていく上で非常にスムーズで精度もより高くなるからです。
本件の什器はしっかりと造り上げる什器ばかりになりますので、
製作期間もそれなりに必要となります。
納期から逆算した図面承認のリミットなどもご理解・ご配慮下さった上で
製作期間をきちんと設けていただけた事も、このご案件の格の高さを感じます。
中でもメインとなる什器は受付カウンターです。
大型・R形状の連結・異素材混合・トップ天板変形かつアシンメトリー、
内部もアシンメトリーの上、R形状の腰壁に対し直の収納をほぼ平行に添わせるような角度をつけて納めています。
緩く長いR形状はストレートとは比較にならないほど色々な意味で厄介なのでございますが
意匠性・機能性を贅沢に盛り込んであられるデザインを形にするべく作図から力を入れました。
外寸約8.5メーター、円弧の長さにしますと10メーター近くある大きなカウンターですので、
本体は4分割で製作し現場にてジョイントになります。
意匠上、ジョイントしてから更に現場で別素材の施工・仕上げを施してようやく完成する什器になりますので
製作・施工までのビジョンを作図の段階から見越しつつ製作図をかいていきます。
異素材混合と申しますのは、このカウンター1台の中に複数の素材がてんこ盛りなのです。
ベースは木工になりまして、トップの天板と側面は人工大理石。
正面から見ますと、下がり・巾木・側面にも四方に人工大理石がR形状で回っています。
正面の意匠としましては、人大の外枠が四方に回っていて
その人大枠の内側には底目地の内枠が入り、更に縦方向にも何本か底目地が入っております。
人代枠の内側を底目地も含めてシートで目地貼りをして仕上げていきます。もちろん全てR面です。
正面の意匠はお客様向けなのに対しまして、
カウンター内側はスタッフ様向けになりますので意匠・機能ともにこだわっておられます。
デスク天板の形状、見上げのデスク照明、収納部分、配線スペース、PC用の天板の掘り込み、
入館証ホルダー収納部、人大の天板が張り出した部分の金物支柱など。
この手の接客用カウンターは過去にも色々と製作させていただいておりますが、
本件は内側の機能とデザインをすごく手厚く配慮され、充実させておられるなと感じました。
余談ですが、入館証ホルダーのアクリルBOXやその納め方などは製作上の懸念事項がございましたので、
こちらからも納まりやパーツなどをご提案をさせていただきご採用していただきました!!
さて、木工場での仮組み写真です。(製作途中)
なんといってもベースの木工は要ですので信頼度の高い工場にお願いしました。
人大との仮合わせも行いきちんと合っている事も確認。
組み上がってみると、ピッタリ合って当たり前のように感じるかも知れませんが、
この什器を精度高く完成させるには、やはり異素材の取り合いがきちんとかかれた製作図と、職人さんのスキルが重要となるシロモノなのです。
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そして現場にバトンタッチ。
現場ではまず既存什器の解体・撤去からの作業です。
解体においても、その後の新規什器の据付作業においても、離線や配線作業を行う電気屋業者様や機器業者様などと
入り乱れての作業となりました。
製作期間は十分に設けて頂けたのですが、施工の工程は正直鬼のようでした(汗)
受付カウンター以外の什器の施工もございましたし、搬入作業もエレベータではなく手上げだった関係で
施工部隊は大所帯。時間との勝負となるとどうしてもそうなってしまいます。
施工部隊も手分けしてもらいなんとか初日の据付作業が終了です。
そして2日目は人大の職人さんにバトンタッチ。人口大理石の取付けとシームレス作業。
このカウンターは人大が天板だけではないので作業もボリュームがありました。
全てR面で距離が長い事や、天板の形状もデコボコと変形です。
その分作業もやはりひと晩かかりましたが綺麗に仕上げてもらいました!
ご担当さんにも事前のご調整など色々とご尽力いただいてとても助かりました!
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そして最終、正面腰のシート貼り作業はパテ処理からスタートです。
正直、シートの仕上げが一番の心配どころでした。
一番目立つところの仕上げという事もありますが、
上記で述べましたように目地貼りなので
巻き込んで貼りつつ木目も流してもらうのですが
目地幅は10mmと狭いので、綺麗になおかつ跳ねてこないように仕上げるには
プロの職人さんといえども仕上がりの良し悪しは腕が問われるところですが
心配をよそに綺麗に仕上げてくれました!
そして仕上がった全景です。
いかにもな派手さはないですが、上質で品格の高いデザインを形にしてお納めする事が出来たかなと思います。
このブログで特にご紹介したい点は
この什器がこれだけの方々の手がかかって初めて完成するという事です。
百戦錬磨の施工図書きのM氏からはじまって
素材だけでも木工・人工大理石・シート・アクリル・金物、それぞれの協力会社様。
現場まで運んでもらう運送会社様。
現場の搬入・解体・施工までを大所帯の部隊でご協力下さった施工会社様。
繁忙期の真っただ中に多大なご協力を頂けた事にまずは感謝です。
そして、様々な物件の什器製作や施工に携わらせていただく中で、
納期があまりにもなく、半ば乱雑にご依頼いただくご案件などもなくはない現状ですが
本件は、作図段階からしっかりじっくり取り組ませていただく事が出来、
とても充実度の高い仕事をさせていただきました。
お引き合い下さり、弊社に任せていただいたご依頼元様にも感謝です☆
この記事で受付カウンター以外の什器もご紹介するつもりでしたが、
長くなってしまいましたので、それ以外の什器は後編でご紹介したいと思います。
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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