販促什器の試作品
某商品の販促什器の試作品2アイテムを製作させて頂きました。
量産に向けての試作だそうです。2アイテムとも什器というよりは小物になります。
デザインプランを拝見し、お打合せから納品までが約10日。
大急ぎのご案件ですので、製作検討図面を一晩で起こしご提出。さらにご依頼元からのチェックバックなども反映しつつ製作工場の選定と打合せ、製作サイドの意向も併せて反映しながらソフト面・ハード面を同時進行で行う早業が弊社の強みでもあります。
製作物の用途は商品のパーツを集めて飾っておく為のケースだそうです。
本体はムク材(今回はタモ)を削り出してかたどった滑らかなフォルムにエッチング加工(サンドブラスト)でサインを彫り込んだアクリルカバーが付きます。
内部には小さな商品パーツをいくつも引っ掛ける為の細工をアクリルで施します。商品パーツは小さな物ですので繊細な細工となります。
ムク材の削り出しは一般的な店舗の什器では少ないですが、職人さんの手作業です。ムク材の扱いに長けた工場での製作となりました。
左の写真が正面、右の写真が背面の姿です。まだ塗装前の段階の写真になります。
ここから下処理をして塗装で仕上げた後に、アクリルなどのパーツが取り付けられますが、ここで一旦、ご依頼元様の検品チェック。
タイトなスケジュールの中でも、検品に足を運んでいただき経過を確認されるご依頼元様。さすが一流の代理店様なので意識の高さが伺えます。
内部にあいている窓の中に、小さな商品パーツを引っ掛けられるような細かい細工をアクリルパーツで施すのですが、その手段は検証して熟考する時間の猶予が取れず、短い検討時間で考えうる苦肉の策となりましたのでその点の改良は必要になってくるのかも知れないです。
クリアランスの少ない小さなスペースに小さな商品パーツを納めるのですが、取れないように固定するわけではなく、出し入れすることを想定。
ですが取れやすくてもダメなので物理的に可能な範囲でのmm以下の単位の細かな寸法設定。
とにかく細かいです。そして完成です。
もう1アイテムは、コルクボードですが、ケースと同様に、商品のパーツを飾っておく為の別バージョンだそうです。
ところで、この販促対象の商品ですが、これからさらに推しなのでしょうね!
たまたまですが、この商品の店舗様の方にも最近什器を少し納めさせて頂きました。什器自体はシンプルでしたがお店はビジュアルに力を入れておられPOPで明るい店内でございました。
今回、急なご依頼で試作製作のお手伝いをさせて頂いたわけですが、なんだかとてもワクワクするようなご案件で短期集中でもある意味楽しんで社長みずからが率先しての神対応(笑)
納入も、完成日に合わせてご依頼元様が再度足を運んで下さり、梱包し直接手渡しでの納品となりました。
ご依頼元様は製作に対する意識が高く、モノづくりをご理解されている方々なので対応させていただく方も、やはり張り合いが増すものです。
またご縁があると幸いです☆
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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