店舗什器もろもろ
「店舗」とひとことで申しましても、大きく分けても、飲食店・物販店・美容系各種サロン、不動産関連などのオフィス店舗などがあり、更に細かく分けると、居酒屋さん、家電店、カラオケ店、雑貨店、携帯ショップ、ファミレス、コンビニなどなど・・・
お店は無数にありまして、日々日常的に利用しておりますので無意識ですが職業柄、どんなレイアウトでどんな什器がおいてあるなどを観察してしまうのですが、特に、新しく出来たお店などは内装や什器でだいたいどれぐらいの予算で施工しているな、など、余計な事まで勝手に査定したりなどもして、目を養っております(笑)
百貨店内や、銀座や青山周辺の路面などの、高級な宝飾・服飾店舗などは別ですが、一般的なお店はやはりコストは抑えめにしつつ、見栄えはそれなりに、というお店が多いなと感じます。
多店舗展開されている大手の店舗様は統括する本部などがあられて、そこから代理店さんや元請けさんなどへ発注し、我々のような1次、2次業者にご依頼が降りてくるわけですので、施主様と直接の接触というのはあまりないのですが、弊社の所在地、巣鴨の周辺には昔ながらの商店が沢山あります。
巣鴨は、やはりなんと言っても地蔵通りをはじめ、商店を尊重する町なんですよね☆
よく利用させていただく喫茶店や定食屋さん、居酒屋さんなど何軒かありますがどこもかなり古く長年営業されておられます。
内装や什器もリニューアルなどにお金をかけている形跡はあまりないのですが、なんとも言えない味があるのはヴィンテージ感を地でいってるからなんですよね。
よく、レトロ調にみせる為にわざとユーズド感を出したお店などがありますが、やはり天然の年季にはかなわないです(笑)
今では仕上げ材として主流でよく使われるのがメラミン化粧板ですが、ムク材のテーブル天板などは何十年経っても年季がまた味になっていて素敵です。メラミンだったら何十年は使えないですよね、多分(笑)
たまに利用する喫茶店Aさんは、バブルの頃につくられたのか内装、テーブルや椅子、絵画、オブジェなどがヨーロピアン調な、なかなかの調度品で当時、結構な総工費をかけられているなと推測出来ますが、今だったら考えられないでしょう。 塗装のメンテなどは定期的にされておられているようで古くても状態良く使用されてます。
和食屋Bさんも、一見古い和食店で、内装や什器も古いですがやはり昔の物って使用する素材も贅沢で、細かいところまでしっかりつくられているからか長く使えるんですよね。 なんちゃって和風ではなくこれぞ日本家屋という感じです。
ランチで時々伺う喫茶店Cさんは、こちらも年季たっぷりで、テーブルが昔のテーブルゲーム機なんです!ですが、マニアの間では高く売れるんですよねー、これ!
このお店はオーナーさんの趣味がこれでもかと店内に満載で流れるBGMまでもです。
今の時代はどうしても、なるべく安く、早く作って、そして数年でリニューアル。というケースが多いのですが、こういう、こだわって手間をかけて年数をかけて出してきたお店のカラーを長く使い続けてさらに味を深めていくようなお店づくりは素敵だなと思うわけです。
あのお店、この前新しく出来たばかりだけどもう他のお店に変わってる!というような事は、都内では特に頻繁ですので。。。。
弊社としては、商売上は世の中のお店がどんどんリニューアルしてどんどん新しいお店が出来てくれたほうがよいかも知れないのですが、物づくりに携わる者としては、職人さんが手をかけてつくった物を長く使ってもらえる方が本当は嬉しいのですが、こればかりは世の常ですからね。。。
今回は店舗什器のもろもろを書いてきましたが弊社としては、店舗だけでなくオフィスや施設、住宅向けなどもご対応致しております。
住宅系や施設系などでオーダー特注什器 造作家具をお求めになるお客様はよい物をしっかり作って長く使いたいという価値観のお客様が比較的まだまだおられます。
お客様のニーズは様々ですので、まずはその様々なニーズに沿えるよう、価値観や思考は柔軟にしておきたいと思う今日この頃です。
そういう弊社の事務所内の什器・家具ですが、手っ取り早い既製家具で調達しておりました(笑)
工場が落ち着いた時などを目がけて、棚や収納などを自社用にオーダーでつくってもらう予定ですので、完成しましたらまたブログでご紹介できればと思います。
こちらはドア表札の秋冬バージョンです☆
【特注什器 造作家具製作専門 株式会社STプラネット】
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